2025.08.18
Monday
目やにが多い…これって病気?
〜不安を感じたときの対処法〜
朝起きたとき、目の端に溜まった「目やに」。誰でも経験のある身近な症状ですが、「なんだか今日は量が多い気がする…」「いつもと違って粘っこい…」といった違和感を覚えると、不安になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、目やにの種類や原因、受診の目安についてわかりやすく解説します。不安を感じたときの参考にしてください。
目次
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1. そもそも「目やに」って何?
目やには、医学的には「眼脂(がんし)」と呼ばれるもので、目の表面を保護する涙や粘液、老廃物、細菌などが混ざり合ったものです。眠っている間はまばたきによる洗い流しがないため、朝に溜まりやすくなります。
正常な目やには、少量で白っぽく、乾いたカスのようなものが多いです。一方、量が急に増えたり、色や粘度が変わる場合は、目に何らかの異常がある可能性もあります。
2. 目やにの種類と考えられる原因
目やにの性質から、ある程度の原因を推測することができます。以下に代表的な例を紹介します。
① 白っぽく乾いた目やに(正常範囲)
原因: 通常の新陳代謝や軽い目の疲れ
対処法: 洗顔で清潔にするだけでOK
② 黄色や緑色でドロッとした目やに
原因: 細菌性結膜炎(感染症)
特徴: かゆみ・充血・涙目などを伴うことも
対処法: 眼科受診、必要に応じて抗菌薬の点眼
③ 透明でネバネバした目やに
原因: アレルギー性結膜炎
特徴: 強いかゆみ、くしゃみや鼻水などを伴う
対処法: アレルゲンの除去、抗アレルギー点眼薬の使用
④ 血が混じった目やに
原因: 外傷や強い炎症
対処法: 早急な眼科受診が必要
3. こんなときは眼科の受診を検討
以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
・目やにが急に増えた・色が変わった
・片目だけに症状が出ている
・目のかゆみ・痛み・まぶたの腫れなどがある
・目やにのせいでまぶたが開けづらい
・発熱や全身症状を伴う
感染症の場合、放置すると他の人にうつる可能性もあるため、自己判断せず医師の診断を受けましょう。
まとめ:不安な目やに、まずは落ち着いて確認を
目やにの多くは一時的なものですが、いつもと違うと感じたら「体からのサイン」と受け止めることも大切です。症状をチェックし、必要に応じて受診や相談を検討しましょう。
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最後に. オンライン診療という選択肢も
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