2025.08.18
Monday
「近視の人は老眼になりにくい」は本当?
40代からの目との上手な付き合い方
「近視だけど、メガネを外せば手元は見えるから老眼とは無縁」 「40代になり、コンタクトをしたままスマホを見ると、ピントが合いにくい…」
こんな経験はありませんか?巷でよく囁かれる「近視の人は老眼になりにくい」という説。しかし、それは本当なのでしょうか。 この記事では、多くの人が誤解しがちな「近視」と「老眼」の関係をひも解き、40代以降を快適に過ごすための具体的な選択肢をご紹介します。
目次
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※この音声は Google NotebookLM(AI生成ツール)により作成しました。(2025年8月13日生成)
【結論】「近視でも老眼にはなる」が正解です
いきなり結論からお伝えすると、近視の人もそうでない人と同じように、誰でも老眼になります。
ではなぜ、「なりにくい」と勘違いされるのでしょうか。 そもそも「老眼」とは、目のピント調節機能が年齢とともに衰える「老化現象」です。これは誰にでも平等に起こります。 一方、「近視」は、もともと近くにピントが合いやすい目です。そのため老眼が始まっても、近視用のメガネを外すだけで手元が見えることが多く、これが「自分は老眼ではない」という錯覚を生むのです。
1. 近視の人が老眼になると、何が起きる?
メガネを外せば近くが見えるなら問題ない、と思うかもしれません。しかし実際には、「遠くがスッキリ見えないのはなぜ?」という、もどかしい状況が生まれます。
・メガネの場合:遠く用のメガネをかけたままでは、手元の文字がぼやけてしまいます。そのたびにメガネをかけ外しするのは、かなり面倒です。
・コンタクトレンズの場合:遠くがよく見えるコンタクトでは、レストランのメニューなど、ふとした瞬間に見る近くの文字が見えません。結局、コンタクトの上から**「老眼鏡(リーディンググラス)」**をかける必要が出てきます。
このように、遠くと近くを見るたびに、ひと手間が必要になるのが「近視の人の老眼」の大きな特徴です。
2. 40代からの賢い視力矯正【3つの選択肢】
この「遠くも近くも」という悩みを解決し、快適な視界を取り戻すには、いくつかの方法があります。代表的な3つの選択肢をご紹介します。
1. 遠近両用メガネ 1つのレンズに遠くと近く、両方の度数が入っているメガネです。視線を動かすだけでピントが合うため、かけ外しの手間がありません。ただし、視野の歪みに慣れるまで少し時間が必要な場合があります。
2. 遠近両用コンタクトレンズ レンズ内に遠用と近用の度数が入っており、脳が見たい方の映像を認識する仕組みのコンタクトです。見た目が自然で視野も広いため、スポーツを楽しむ方にも適していますが、見え方の質には個人差があります。
3. メガネとコンタクトの使い分け ライフスタイルに合わせて、柔軟に使い分ける方法です。「普段は遠く用のコンタクトを使い、読書やPC作業の時だけ老眼鏡をかける」といった組み合わせが考えられます。
まとめ:我慢せずに、まずは眼科で相談を
40代を過ぎてからの目の変化は、誰にでも訪れる自然なことです。「見えにくいな」と感じたら、自己判断で我慢せず、ぜひ一度眼科を受診してください。 専門家による正確な検査を受ければ、あなたのライフスタイルに合った、もっと快適な解決策が見つかるはずです。
▼近視とは?~基本的な知識から知りたい方へ~
この記事を読んで、「そもそも近視ってどういう状態だっけ?」と気になった方もいらっしゃるかもしれません。別のコラムで、近視の基本についてわかりやすく解説していますので、ぜひあわせてお読みください。 →【コラム】その見えにくさ、「近視」かも?―「いつものこと」と諦める前に、知ってほしい目のこと―
最後に. オンライン診療という選択肢も
目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。
眼科オンライン診療を行う「てのひら眼科」では、症状の写真と事前問診をもとに、眼科医が目の状態を確認し、必要に応じて処方や対処法を提案してくれます。自宅からスマホ一つで眼科医の診察を受けられるため、安心です。