2024.09.13
Friday
奈良県立医科大学、救急医療でRICOH Remote Fieldを正式導入
360度映像で救命現場をサポート、第三次救急医療で初の採用
奈良県立医科大学附属病院は、2024年8月に新しい遠隔コミュニケーションシステム「RICOH Remote Field」をドクターカーに正式導入しました。このシステムは、360度カメラを使ってリアルタイムで映像を共有し、医療スタッフが現場の状況を高画質で確認しながら通話できる仕組みです。
これまでの電話による音声のみの連絡では、緊急時の情報共有が不十分であり、医療チーム間でのコミュニケーションに課題がありました。しかし、「RICOH Remote Field」の導入により、現場の医師が映像を通じてより正確に状況を把握できるようになり、迅速な対応が可能になりました。
特に、生命に直結する重篤な患者に対応する第三次救急医療の現場では、このシステムが大きな効果を発揮しています。年間1,000件以上の出動をこなす奈良県立医科大学附属病院のドクターカーにおいて、導入後は多くの医師がその有用性を実感しています。
また、働き方改革の観点からも、映像を通じた若手医師の技術習得や経験の共有が容易になり、医療の質の向上にもつながると期待されています。
参考URL: https://jp.ricoh.com/release/2024/0809_1