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【医師監修】花粉症で目が腫れる?~正しいケア方法と症状改善のコツ

「朝起きたらまぶたが腫れている…」「目がかゆくて、ついこすってしまう…」「目が充血して、仕事や勉強に集中できない…」こんな経験はありませんか?

春になると、多くの人が花粉症の症状に悩まされますが、特に目の腫れやかゆみは生活に大きな影響を与えます。花粉が目に入ると、アレルギー反応を引き起こし、目が赤く充血したり、まぶたが腫れたりすることがあります。症状が悪化すると、視界がぼやけたり、涙が止まらなくなったりと、不快な状態が続いてしまいます。

しかし、適切なケアを行うことで症状を軽減し、快適に春を過ごすことができます。本記事では、花粉症による目の腫れの原因と正しい対策方法について詳しく解説します。正しい知識を身につけて、花粉の季節も快適に乗り越えましょう!

目次

    花粉症で目が腫れる3つの原因とは

    1.花粉によるアレルギー反応

    花粉が目の粘膜に付着すると、体が異物と認識し、免疫反応を引き起こします。その結果、ヒスタミンという物質が分泌され、目のかゆみや腫れ、充血といった症状が現れます。この反応が続くと、まぶたまで腫れてしまうこともあります。

    また、花粉だけでなく、大気中の汚染物質ハウスダストが目に付着することで、アレルギー反応がさらに強くなることもあります。特に都市部では、排気ガスPM2.5の影響で目の炎症が悪化しやすい傾向があります。

    2.こすりすぎによる悪化

    目がかゆいと、つい手でこすってしまいがちです。しかし、これが炎症を悪化させる原因になります。目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激に弱いため、こすることでさらに炎症が広がり、腫れがひどくなります。

    また、強くこすると角膜に傷がつき感染症を引き起こすリスクもあります。特に、アレルギー性結膜炎が重症化すると、角膜炎や慢性的な結膜炎を発症する可能性があるため注意が必要です。

    3.涙の分泌が減少する

    花粉の影響で目の粘膜が慢性的に刺激されると、涙を分泌する涙腺の機能が低下します。それにより涙が減ると、ドライアイが悪化します。

    また、涙には異物を洗い流す役割があり、涙の量が減ると、目の表面に花粉が残りやすくなります。これにより、アレルギー反応が持続し、目の腫れが続く原因になります。

    症状を軽くする正しいケア方法

    目を清潔に保つ
    外出後は、できるだけ早く顔を洗い、目の周りに付着した花粉を落としましょう。また、防腐剤が入っていない人工涙液を使って目を洗浄するのも効果的です。花粉を洗い流すことで、症状の悪化を防ぐことができます。
    また、帰宅後衣類に付着した花粉を払い落としたり、シャワーを浴びることで髪についた花粉を除去することも有効です。

    こすらないように注意
    目がかゆくても、こするのはNGです。こすりたくなったときは、冷たいタオルをまぶたに当てて冷やしましょう。冷やすことで炎症が抑えられ、かゆみも軽減されます。

    目薬を上手に使う
    花粉症による目の症状には、抗アレルギー成分を含む目薬が効果的です。市販のものでも対応できますが、症状がひどい場合は眼科で処方薬をもらうのがおすすめです。また、ドライアイ予防花粉を洗い流すための目薬を併用するのもよいでしょう。

    生活習慣で予防するコツ

    花粉を避ける工夫
    ・メガネやゴーグルを着用する
    ・外出時はマスクや帽子を併用する
    ・帰宅後はすぐに着替え、髪や顔を洗う
    ・花粉の飛散情報をチェックし、外出時間を調整する
    ・室内では加湿器を使用し、花粉の舞い上がりを防ぐ

    食生活の見直し
    ・ヨーグルト:腸内環境を整え、アレルギー症状を緩和する
    ・青魚(サバ、イワシなど):抗炎症作用があり、免疫バランスを整える
    ・緑黄色野菜(ほうれん草、ニンジンなど):ビタミンが豊富で、炎症を抑える
    ・ナッツ類:ビタミンEが豊富で抗酸化作用がある

    こんな症状がある場合は眼科へ!

    花粉症による目の腫れは、多くの場合セルフケアで症状を抑えることができます。しかし、以下のような症状がある場合は、重症化していたり他の病気が隠れている可能性があるため、早めに眼科を受診しましょう。

    1. 目の腫れがひどく、まぶたが開けにくい

    軽い腫れであれば数時間で落ち着くことが多いですが、目の腫れが強くなり、まぶたが重く感じる、開けにくいという症状が続く場合は、炎症が強く起こっている可能性があります。特に、朝起きたときにまぶたがパンパンに腫れている場合、アレルギー症状が悪化している可能性があります。

    2. 目やにが増えて、黄色や緑色になっている

    通常のアレルギー症状では、目やには透明でさらさらしたものですが、黄色や緑色の目やにが増えている場合、細菌やウイルスによる感染症が疑われます。結膜炎などの感染症を伴っている場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。

    3. 強い充血があり、目が痛む

    軽い充血はアレルギー症状の一環ですが、目全体が赤く染まるほどの強い充血があり痛みを伴う場合は、炎症が進行している可能性があります。角膜炎や重度の結膜炎を起こしている場合、放置すると視力に影響を及ぼすこともあります。

    4. 光がまぶしく感じる、視界がかすむ

    花粉症による目の炎症が強くなると、光に対する過敏症(羞明)が現れることがあります。特に、屋外や明るい場所で目が開けにくくなる場合は、角膜に異常が生じている可能性があります。また、視界がかすむ、ものが見えにくいといった症状がある場合は、角膜に傷ができている可能性も考えられるため、早めの診察が必要です。

    5. 目のかゆみが我慢できないほど強く、薬を使っても改善しない

    通常、抗アレルギー薬を使用すれば目のかゆみは軽減されます。しかし、点眼薬や抗ヒスタミン薬を使っても症状が改善せず、常に目をこすりたくなるような強いかゆみが続く場合は、アレルギー症状が重症化している可能性があります。

    6. まぶたの皮膚がただれている、赤くなってかさぶたができる

    目をこすり続けたり、炎症が長引いたりすると、まぶたの皮膚がただれて赤くなったり、かさぶたができることがあります。これは、皮膚のバリア機能が低下し、刺激に対して過敏になっている状態です。かゆみを我慢できずに掻き壊してしまうと、細菌感染を引き起こすリスクもあるため、早めに医師の診察を受けることが重要です。

    7. 長期間症状が続き、生活に支障をきたしている

    目の腫れやかゆみが数週間以上続き、仕事や勉強に集中できないほどの状態が続く場合、アレルギー症状の慢性化が疑われます。慢性的な炎症は、放置するとドライアイや眼精疲労を引き起こす可能性があり、症状が長引く前に適切な治療を受けることが大切です。

    まとめ

    花粉症による目の腫れを予防するためには、花粉を避ける工夫や正しいケア方法を実践することが重要です。日常生活でできることから始めて、快適な春を過ごしましょう!

    【監修者情報】

    ⽒名: 山口 雄大

    所属: サークル帝塚山眼科 院長

    専⾨: 角膜感染症、神経眼科

    日本眼科学会認定眼科専門医。

    和歌山県立医科大学、済生会有田病院にて勤務。

    2023年7月、サークル帝塚山眼科を開設し、院長として診療を行う。

    眼科医のための情報サイト「眼科医ぐちょぽいのオンライン勉強会」を運営。

    日本眼科学会、日本眼科医会、眼感染症学会、神経眼科学会に所属。

     

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