2024.03.22
Friday
高齢者向けオンライン診療サービス、秋田で「医療カー」運用開始
高齢者が多く、医療サービスの提供が限られる秋田県仙北市で、医療機器を搭載した車両「せんぼく医信電診丸」の運用が始まりました。この「医療カー」は、移動が困難な高齢者の医療ニーズに応えるために設立され、リモート医療を活用した取り組みとして秋田県内では注目を集めています。
この車両は、トヨタ自動車のハイエースをベースにした1台で、内部には心電図や超音波診断装置、オンライン診療用の電子カルテのシステム端末、体組成計、電子聴診器などの医療機器を搭載しています。看護師1、2人と運転手が車両を利用し、西木地区などの地域を訪れてオンライン診療を提供しています。
この取り組みは、「デジタル田園都市国家構想交付金」の一環として行われており、医療MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)の一形態としても注目されています。
この医療カーの導入により、遠方に住む高齢者の医療サービスへのアクセスが改善され、診療や検診におけるハードルが下がり、症状の早期発見や重症化の予防につながることが期待されています。
参考元: http://www.alpha-sy.jp/pages/1/detail=1/b_id=3/r_id=539/